概要:xlsmファイルが開けない問題は、ファイル破損や他のプログラムによる使用などさまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。本記事ではxlsmが開けない原因と修正方法について完全に解説します。ご参考になれば幸いです。
xlsmファイルとは
xlsmファイルについて
xlsmファイルは、Microsoft Excelソフトウェアで作成されるスプレッドシートファイルの拡張子の一つです。拡張子「.xlsm」は、Excel 2007以降のバージョンで使用されるファイル形式で、マクロやVBA(Visual Basic for Applications)コードを含むことができる特徴があります。これにより、複雑な自動化やカスタマイズされた機能を組み込んだり、データ処理を効率化するためのプログラムを埋め込むことが可能となります。xlsmファイルは、データの処理や分析、レポート作成など様々な用途に利用されています。
「.xls」と「.xlsx」と「.xlsm」の違い
「.xls」はExcel 2003以前のバージョンで使用されていた拡張子で、マクロやVBAコードを含むことはできません。
「.xlsx」はExcel 2007以降のバージョンで使用される拡張子で、マクロやVBAコードを含まないファイル形式です。
「.xlsm」はExcel 2007以降のバージョンで使用される拡張子で、マクロやVBAコードを含むファイル形式です。
Excelファイル形式に関するより詳しい内容はこちら:
Microsoft公式:Excelでサポートしているファイル形式
xlsmファイルが開けない原因
xlsmファイルが開けない原因としては、以下のような理由が考えられます。
- ファイルが破損しています。
- ファイルが他のプログラムによって使用されています。
- 利用中のExcelのバージョンが古いからです。
- ファイルがウイルスに感染されます。
xlsmファイルが開けない時の修復方法
対処方法としては、まず以下の方法を試してみましょう。
- ファイルを別の名前で保存して、再度開いてみてください。
- Excelを再起動してから、ファイルを開いてみてください。
- Excelのバージョンを最新版にアップデートしてみます。
- ウイルス対策ソフトウェアでファイルをスキャンして、問題がないか確認します。
もし上記の方法でも問題が解決しない場合は、ファイルが破損している可能性が高いため、バックアップからファイルを復元するか、ファイル修復ソフトを使用して修復を試すことを検討してください。
ファイル修復ソフトで開けないxlsmファイルを修復する方法
EaseUS Fixo
機能概要
特徴:操作簡単、高修復率
- ビデオ・動画修復(MOV、MP4、M2TS、MKV、MTS、3GPなどに対応)
- 画像・写真修復(JPEG、PNG、JPG、CR3、CR2、NEF、NRW、RAFなどに対応)
- Officeファイル修復(PDF、Word、Excel、PowerPointファイルなどに対応)
操作手順
- EaseUS Fixoをインストールして起動します。「ファイルの修復」を選んで、開けなくなったxlsmファイルを追加します。
- 「修復」ボタンをクリックすると、ファイルの修復を開始します。
- 修復されたxlsmファイルをプレビューして、希望の場所に保存すればいいです。
4DDiG File Repair
機能概要
特徴:操作簡単
- 破損した動画・写真・ファイル・音声を完璧に修復
- AIで写真の画質を向上させ、細部を鮮明にし、白黒写真をカラー化
- 動画の画質を向上させ、白黒動画をカラー化し、解像度を最大8倍に高める
- Excel、Word、PPT、PDF、PSD、AIファイルなど破損したファイルを修復
- MP3、AAC、FLAC、M4A形式の破損したオーディオファイルを修復
操作手順
- 4DDiG File Repairを起動し、左側の「ファイルの修復」をクリックします。次に、「ファイル修復」を選択します。
- 「ファイルを追加する」ボタンをクリックして、開けないxlsmファイルをインポートします。
- ファイルをインポートした後、「すべてを修復」をクリックして修復を開始します。
- 修復が完了した後、「プレビュー」をクリックして、修復されたxlsmファイルを確認することができます。
- 最後に、「ファイルを保存」をクリックして修復されたxlsmファイルを保存し、保存先フォルダを指定します。
まとめ
以上、xlsmファイルが開けない原因と修復方法について説明しました。xlsmファイルが開けない問題に遭遇した際は、ご参考になれば幸いです。また、平素より重要なファイルをバックアップしておくこともオススメです。万が一にも素早く復元可能です。